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川魚のあれこれ雑記
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aburabote.jpg
販売名:アブラボテ(写真は琵琶湖産)
 
地方名:アブラタナゴ・アブラセンバ・ドクブナ・チンチョロ・チョウセンブナ・ボテ・ボテジャコ
 
学名:Tanakia limbata
 
最大体長:8cm程度
 
成熟:1年
 
寿命:約2年(飼育下4年)
 
特徴:日本固有種。繁殖期がタナゴ類では最も長い。また、最も河川の上流まで進出が可能。体色は地域差が大きく、岡山県産は黒紫色になる。ヤリタナゴとしばしば雑種を作る。
パッと見は地味だが、背鰭の縁が背と平行な曲線を描く独特な体形をしており、よく観察すると綺麗な魚である。
因みに“アブラボテ”の“ボテ”とは、最近はあまり使わないが、「ボテっ腹」の“ボテ”のこと。
 
生態:自然分布域は濃尾平野以西の本州・四国の瀬戸内側・九州であるが、近年秋田県にも定着している。水草が茂り、緩やかな流れのある小川に生息する。流れのない湖沼にはいない。
 
性格:気性が比較的荒く、繁殖期のオスは他の魚をよく攻撃する。
 
繁殖期:3~9月。ドブガイやマツカサガイに産卵する。仔魚は約20日~1ヶ月で浮出。
 
主な産卵床:マツカサガイ・ドブガイなど
 
飼育設備:性格が荒いため、最低でも60cm水槽が必要。混泳は少々難しい。
 
飼育のポイント:比較的酸欠に弱いため、エアレーションは気持ち多目。また、緩い流れを作ってやると良い。繁殖にトライしない場合は無闇に二枚貝を入れない方が良い。
 
餌:動物食よりの雑食性で、人工飼料にもよく慣れる。
 
飼育温度:特に気にする必要はないが、繁殖をする場合はコントロールする。
 
健康管理:白点病や穴あき病予防のため、水換えは適度に行う。季節の変わり目は要注意。
 
その他:生態系破壊を及ぼすため、飼育個体は終生飼育すること。環境省レッドリスト準絶滅危惧種
 
食味:食べたことは無いが、渋みがあり、食べてもおいしくない。そのため、岡山県北部ではドクブナやクソタナゴなどとありがたくない名で呼ばれる。
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